出雲層群 大森層・布志名層

平成19年8月16日 天候 晴れ


15日夜10時30分に自宅を出発 出雲市の大森層・布志名層の分布地域をほぼ一年ぶりに見てきたきた。

    


一年ぶりに訪れた現場は、工事が進み昨年なかった橋梁工事が行われていた。

       
布志名層の工事による切割りは昨年と変化がなく、露頭表面は風化が進み
シルト質砂岩の法面に取り付く足場がますます困難になっている。

    
布志名層のシルト質砂岩にはノジュールが多く含まれ、色々な貝化石を多く含むが、
これらが工事によって、地表面に現われてから、数年経っているため風化がひどく
殻自体が溶け去ったものが多く、なかなか良品は得がたい。

 
大森層の分布域での工事は進展が早く、ますます観察できるところが少なくなってきている。
大森層中の化石の風化の度合いは、布志名層と比べ多少ましで殻が残されたものが多い。
しかし、採集時のタガネを打ち込む僅かな振動で、殻は壊れる物がほとんどで、
細心の注意をして、時間をかけなくては良品は無理である。
上記のホタテを取り出すのにほぼ1時間を要した。


採集成果

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