産地パトロール 平成19年2月12日

岡山県津山市内 勝田層群吉野層

 

減水した川床に見られる 勝田層群の吉野層の露頭

    

この川床では、上流部が最下位の地層で粗粒の砂岩層が見られ その上位に上の写真のような材化石を点々と含んでいるのが観察できる
これらの材化石を含むすぐ上位には植物の葉の密集して炭化した層準が厚く堆積している。
植物化石の層準の上位には、礫層を介在しながら下流部へ泥質の地層に変化していく。

       

 これらの泥岩層には 多量の貝化石を含んでいるが、水によって殻自体はほとんど溶け去って白粉化し標本として持ちかえれるものはほとんどない
 ただ細礫層に含まれる場合は、保存の良いものがある。

また、上流部の最下位の砂岩層では上の写真のような火山性の岩脈が数本観察できる。

持ち帰り標本

クリーニング結果(19/2/24)



  

                               A面                          B面

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