その5
淡路島産
Linuparus japonicus NAGAO
リヌパルス ジャポニカス
日本各地の白亜紀後期の地層からごく普通に産出する、リヌパルス(ハコエビの仲間)は淡路島の
南部下灘累層から保存が良く大型の物を良く産出する。
ここに上げた標本もほとんどが下灘.累層の分布する海岸で採集したものです。
過去には、海岸の露頭にノジュールを形成してないものが時折見られたが、今ではそれはほとんどない。
海岸礫の中にリヌパルスを含むノジュールを探すのですが、足元一面に広がる波浪により丸く侵食された礫は
どれも同じに見え、なかなかその特徴を見極めて含化石ノジュールを拾い上げるのは経験を要する。
リヌパルスを含むノジュールの代表的形状