沖縄県石垣市(石垣島)・八重山郡竹富町(西表島)巡検

平成27年1月12日〜15日  


(第1日目)1月12日
石垣島北部中心に化石産地とマングローブを観て回った。

関空 JTA083便 9:50発 


石垣島最北端 平久保崎


平久保崎をつくる岩石 トムル層(ペルム〜三畳系)


石垣市星野 マンゲー山(標高80m)石垣市の天然記念物
新生代古第三紀前期始新世 宮良層 (大型有孔虫類を含む石灰岩からなる)


マンゲー山周辺のサトウキビ畑には マンゲー山をつくる石灰岩が
点々と露出している。


それらの風化面には 貨幣石の仲間(ヌムリテス)無数に入っている。



(第2日目)1月13日
午前中は観光地巡り 午後からは宮良層の化石採集

具志堅用高記念館見学


栄光の品々


八重山鍾乳洞見学


名蔵アンバルのマングローブ




午後からは 昨日現場を確認し入構の許可をいただいた
空港北の大里にある大規模な石灰岩採石場での化石採集
前期始新世の宮良層


鉱業所の一角に積み上げられた砂質石灰岩を主とする鉱業所の不要石


カキの化石が多く見られた
 

テレドもあり
 

有孔虫類も石灰岩を構成していた。
 

二枚貝 ピタール?


二枚貝 ベネルカルディア と ピタール


ウニ類


オウムガイ まで観ることができました。


二時間弱で化石採集を終え 再び観光へ
於茂登トンネルをこへ島の北海岸へ
米子焼き


米原ビーチで現生の貝ひろい




島の海岸のいたるところに第四紀の琉球石灰岩がみられます
米原ビーチでは堆積層の層理面が観察でき
サンゴや二枚貝それに巻貝類が包含されているのが良く見られました。










石垣島の北西部 御神崎
石垣御神埼(おがんさき)灯台


灯台下に見える始新世の野底層の断崖


(第3日目)1月14日
雨模様の一日になりそうなどんよりとした空で風も強く吹いている。
今日は 渡船で40分の西表島のマングローブ観察
以前(18年前)一度来させていただいているが、
私にとって今回も新しい発見があった。

朝8:30 石垣港から西表島大原港へ


前回訪ねた時は この後良川(しいらがわ)でノコギリガザミを手に入れた
島の道路は改修が進み 幹線の島内を回遊に使用する道路には
広い歩道が整備され 橋梁もすべて新しいものになっていました。


この景色を展望するために 道路沿いに立派な吾妻家立てられていましたが
何故かこの景色にはそぐわないと感じました。


河口の海岸へ出てみるとこの景色です。


川岸の マングローブの気根には無数のキバウミニナがいます


マングローブが伐採され 明るくなった泥岸にはマングローブロブスターの塚がいたる所に


シレナシジミとかヒルギシジミと呼ばれるGeloina coaxans です


次に訪れたのが島の北東部 星砂の浜
有孔虫類の死骸でできた海岸が広がっています
海岸露頭には中新世の八重山層群のきれいなラミナが観られる


その八重山層群の上に第四紀の琉球石灰岩が乗っています。


その琉球石灰岩の底には うねうねとした円柱状の生痕化石が


琉球石灰岩に観られる大きなサンゴ化石


(第4日目)1月15日
新石垣島空港で多少のお土産を購入
那覇空港乗継で関空へ  14:15到着

石垣島空港のホール


那覇空港の乗継便


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