芦屋層群の馬島ほか

平成25年5月1日〜2日 天候 晴 

三日前に九州から帰ったばかりですが またも新幹線で九州へ 5月1日
芦屋層群の巡検見学は 今回で4度目

市営の渡船で馬島へ


出迎えてくれたのは この子達です
この島では 人口より多いのでは 人家のあるところでは
あちこちに たむろしています。


船着場から数分も歩けば 目的の海岸へ
今日は潮準も芳しくなく それに北西の強い風
海岸の見学には 好条件とは云えません。


それでも あちこちにグリキメリスの化石床が出ています。


グリキメリスを主とする二枚貝の密集層


層準によっては ピタールが密集して見られる所もある。


この様に 波浪によって 風化侵食されて 生痕が観察できる。


カシパンウニの様です。




カシパンウニの断面構造が見えます。


ひとつ掘り起こしてみました。




北九州市立自然史・歴史博物館
    いのちのたび博物館見学  5月2日
初めての訪問で この度の旅行で一番の目的です。

開館時間早々に訪問 M学芸員の解説つきで見学させていただく
一般展示室は勿論 先生の研究室・収蔵庫・図書収蔵庫等々を案内していただいた。
この見学で 最も驚いたのは 淡路島産のプラビトセラスが研究室・収蔵庫に立派な個体が多く見られたことです。
勿論 これらの標本は 全てM学芸員の採集されたものです。“すごい”の一言です。
当然 北海道ほかの白亜系のアンモは すばらしいものが収蔵されています。






福岡県遠賀郡芦屋町山鹿 狩尾岬 化石探索 5月2日午後


近年 狩尾岬は公園化され駐車場・トイレ・散策道が整備ています。


芦屋層群の山鹿層が海岸に広がっています。


波で浸食され よく解りませんが ヌクラの仲間と思われる二枚貝


ツノガイ デンタリュムです。 


キリガイダマシ ツリテラも散在して産します。


ウニ   リンシアの背側


同じく リンシアの腹側です。 細い細かな棘も見えます。海岸露頭にはこの様なウニの断面は
点々と 砂岩表面に普通に見られます。


この様に保存のよい状態で見えるのはまれです。


“タコブネ”です 海岸に打ち上げられているのを採取するのは初めて・・・・
この日 2個体見ました。

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