津山市の吉井川の支流皿川です。
下流の井堰を開けて川の水位をさげ 護岸工事をしています。
川床にはあちこちに カキの化石礁が見られます。
また CyclinaやHiatulaが沢山含まれる層準もいたるところにあります。
勿論 Vicaryaも表出しているものは随分少なくなっていますが
時間をかけて探せばまだまだあります。
3時間ほどの時間でしたが 巻貝ではVicarya, Tateiwaia yamanarii ,T.tateiwai
二枚貝ではCyclinaやHiatula, Anadara, Geloina なども採れました。。
それにしてもこの工事 この2月の上旬から始まったようですが
化石を産出する川床は まるで艦砲爆撃でも受けたように
あちこち 穴が開き 石クズが放置されています。
この産地は 川床に表出しているものを注意深く採集するだけで
化石の種数もある程度採集できるのに
何故大きなハンマーであの硬いノジュールを割る必要があるのか、理解できない。
この工事が終わる3月末には もっとひどい状態になっていることでしょう。
どんな産地もいずれ消え失せる運命なのでしょうか・・・・