勝田層群 吉野層

平成20年6月8日 天候 晴れのち曇り

天気予報では雨という予想であったが、朝起きると雨は降っておらず
昨夜はあきらめていた勝田層群産地パトに行くことにした。

先日 地元のアマチュア研究者に
 ご指導していただいた二ヶ所の露頭をみて回った。

この日も産地では先日お世話になったT氏が
すでにサメの歯探しをしておられた。

第一産地 (TA-46)


砂岩層と細礫岩層の互層
サメの歯は概してこの細礫岩層に多く含まれているようで
メジロサメをよく見るとのことです。

また、貝類やウニなども細礫岩層から産するのだが、破片が多い。

これらの互層は数10m上流で基盤岩岩類に接している。
ミチルスはこの基盤の上部砂岩層・細礫岩層の漸次部に多くみられた。


クラミス類も見るが、なかなか採集は難しい。


この様なコケムシ類も破片となって含まれている。


第二産地(TA-47)

 
勝田層群吉野層では珍しい球形の大きなノジュール群を含む砂質デイ岩層
しかしこのノジュールにはほとんど化石は含まれていないようです。
これらの下流には細礫岩層が見られる。
この細礫岩層には カキが多く含まれている層準もあり、
ノジュールにはカリアナッサ類をしばしば見た。



本日の成果

やはり、梅雨の時期 河川の水は多く、河床の石を充分に見ることが出来ず
成果は少なく満足いくものはなかった。
夏の渇水期に再挑戦したいものだ・・・・・・




TA-46でT氏の採集品を頂く

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