1御祓山層群の化石
三畳紀の地層は兵庫県内に舞鶴帯と呼ばれる地層群がありますが
その分布は県中央部の山岳部に多く、またその露出もよくありません。
過去にアンモナイト類やモノチィス類などの産出報告がありますが
なかなかほとんどの産地が山深くにあり採集調査に行く気が起こりません
最近県中央部の宍粟市一宮町の道路工事で御祓山層群相当層と考えられる
三畳紀の地層が大きく切り崩されました。ここに二枚貝類を多量に含む化石床が
見つかり、現在兵庫県立人と自然の博物館の先生方によって詳しく調査されています。
現在までにこの地層から12種の二枚貝類が分類できたそうです。
露頭写真